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2005年09月23日

ついに、エジプト行き

 私があずかっているエミリー・サンズのエジプト探険日誌には、現地の電車のチケットやら、エジプトの遺跡を示した地図やら、探険の痕跡ががたくさんはさまっています。でも、そのわりには、例の「ダハビヤ」という船の謎(前にお話ししましたね)をはじめ、読みこめば読みこむほど、小さな疑問がふつふつとわき上がってくるのです。
 そこで……おそい夏休みを頂いて、エジプトへ行ってみることにしました!
 もちろん、この日誌が本物であるかどうか、何か手がかりが見つかるのではという期待はあります。でも、行ったからといって、かんたんに証拠が出て来るものでもないでしょう。
 つまりは、日誌を読んでいるうちに、エジプトに惹きよせられてしまったのです。エジプトには、不思議な魅力があるようです。日誌を書いたサンズ女史も、私とおなじように惹かれるようにして、「オシリス神の墓」探しを決行したのかもしれません。

投稿者 imajinsha : 21:26 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月21日

変わらぬカイロの“足”

 1926年11月9日(火)のエミリー・サンズの日誌には、「私は、路面電車に乗ってギザ大地へ赴いた」とあります。この路面電車、調べたところ、現在もカイロの交通手段として根付いているらしいのです。
 80年前とおなじ交通手段がいまも使われてるなんて、なんとなくわくわくします。

投稿者 imajinsha : 19:01 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月14日

やはり日誌は偽物か?

前回のブログで、ナイル川を行く船、ダハビヤにふれましたが、本やインターネットで調査をしていると、「ダハビヤ」ではなく「ファルーカ」という帆船ばかりに行き当たります。
エミリー・サンズが乗ったというダハビヤは、本当に実在したのでしょうか。

投稿者 imajinsha : 10:50 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月06日

のんびりした冒険

 日誌に書かれていることを信用すれば、日誌の著者、エミリー・サンズ一行がエジプトのカイロにたどりついたのは、1926年の11月1日。そして、ダハビヤという船でナイル川をさかのぼって、上エジプトのアブ・シンベルにたどりついたのは年の明けた1月。おなじ道のりが、今なら飛行機で2時間ちょっとでつきます。80年前の冒険はたいへんですね。
 でも、「オシリス神の墓」の発見という目的のためには、やはり、自分の脚で歩き、なんでも自分の目で確かめながら進む船の旅の方が向いていたのかもしれません。

投稿者 imajinsha : 19:31 | コメント (0) | トラックバック